上野顕太郎先生はカネコアツシ先生からのご紹介です

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お生まれはどちらですか?
東京の目黒です。でも、そこには1〜2年しかいなかったんで全然覚えがないんです。それから国立に行ったり、神奈川県の方に引っ越したんですが、大和市には大学までいて、その後町田市で一人暮らしを始めたんですけど、同じアパートに吉田戦車さんがいたんですよ。
小さい時からマンガが好きだったんですか?
マンガは死ぬほど読んでましたね。子供のころから集めてる単行本で今も部屋中溢れかえってて大変です。何千冊ってあるんじゃないかな・・・昔の作家のマンガを古本屋で探すのもそうなんですが、新しい作家のマンガがどんどん出たりするとキリがないんですよね。それでもって、うちの妻もマンガ好きなんで・・・でも、おかげで「エロイカより愛をこめて」とか「動物のお医者さん」とかの少女マンガを読めたんでジャンルは広がってよかったなと思います。
憧れていた作家は?
憧れというか、やっぱり手塚治虫や石ノ森章太郎とか、ときわ荘の人たちの作品はよく読んでましたね。その時その時に影響はされていますけど、特に誰かに憧れて・・・という感じはにです。いろんなマンガを読んでるんで、「これ」とは言えないんですが、ターニングポイント的に影響を受けたマンガはいくつかありましたね。
マンガを描き始めたのはいつ頃ですか?
小学生のときから描いていたんですけど、プロになろうと決めたのは小学6年の時です。卒業文集で「将来の夢」っていうのが大抵ありますよね。それに「マンガ家」って書いたんです。あの頃はクラスに三人くらいはいましたけどね。今はどうなんでしょう・・・?
マンガ家になりたい理由とかあったのですか?
いや、ただ描くのが好きだったんですよ。中学に入ってから、同じようにマンガを描くような同級生がいて、肉筆の同人誌を創ってたんです。それは藤子さんお少年チャンピオンで連載してたチャンピオン漫画専科かな?それが本になったのが若木書房から出てて、その中に「同人誌をつくってみよう」というのがあったんで創ってみたんです。これは大学一年くらいまでやってましたね。で、必ずわら半紙かなにかをホッチキスで留めたヤツを一緒にはさんどいて「感想を書いてください」とか書いていろんな所に回覧するんですよ。学校内だけでなく、よその学校とかにも回しました。読んでくれた人はみんなまじめにあれが良かった、これが良かったって書いてくれて刺激になったんですが、読者は結局シロウトが多いと思うので、プロの意見みたいなのが無いので冷静に見れる第三者というのがいたかどうかなってカンジです。
デビューは?
21歳の時に少年チャンピオンでデビューしました。当時、とり・みきさんとか、吾妻ひでおさんが描いていたんで、ここでデビューしたいなと思ってたんですが、自分が入ったときにはもういなくて、「しまった!」ってちょっと思ったんですけど。
持ち込みとかはしたんですか?
初めに投稿して、選外に選ばれて担当の人がやりませんかと誘ってくれたんです。同時期にヤンマガでも選外に入ってたんですけど、初めは少年誌かなと考えてたんです。でも、どうもうまくいかなくて、それからアシスタントやったりして描いたマンガがモーニングで担当の目にとまって、選ばれなかったけど一緒にどうですかって言ってくれたんです。それで一年くらいやりとりして、それからモーニングで再デビューしたってカンジです。
では、大学在学中に?
いえ、大学は二年でやめちゃったんです。ちょうどデビューもその頃だったんで。一年の時は授業が面白かったんですが、二年になって取った講義がことごとくハズレだったんで、今までずっと中学、高校通じてマンガのためにって感じで生活してきたんで、勉強もあんまり好きじゃないし、もういいやってことでやめちゃったんですよ。
作品についての反応などは・・・?
デビューして数年は読者の反応ってあまり解らなかったですね。たま〜にハガキが来たりしますけど、人気作家みたいにファンレターがダバダバくるって感じじゃなかったんで、反応がしばらく解らなかったんですけど、何年か経ってパーティーとか行くと知ってる人からファンだよとか言ってくれるのでそれからやっと反応が見えて来たかなって感じです。単行本は重版がかかったりとかないんですけど、ただネットとか見てるとあんまり悪口言われてないからいいのかな?アンケートも良いか悪いかどっちかなんですよね。褒めるかけなすかなんで、何も言われないっていうのはちょっと寂しい。編集部では評判は良いようなんですが、読者はわかりませんね。
ギャグマンガに対する思いは?
初めはストーリーマンガを描こうと思ったこともあったんですが、ギャグマンガをずっとデビュー以来描いてて、どうもギャグマンガはまだわりと軽く見られてるところがあるんで気に入らないというか・・・。どうしても読者人気はストーリーマンガに行きがちなんですよ。ページ数が少ないのはいいんですが、位置的なモノが低めに感じるんです。例えば、雑誌になにかカットを描いてくれって頼まれたとしますよね。ストーリーマンガだったらちょっとカッコをつけたキャラクターを描けばいいんでしょうけど、ギャグマンガだとなにかしら笑えるようなひとネタを要求されるんです。にもかかわらず軽んじられているような気がするんですよ。
ネタやアイデアはどのように?
言葉ネタが好きなんで、例えば「象」という言葉があって日本語は「ぞう」ですけど、英語では「エレファント」ですよね。韓国語では「コキリ」なんですよ。この「コキリ」という響から絵をイメージして描いたりするんです。でも、アイデアや絵はその場ですぐ出てくるってわけではなくて、人から聞いたことをずっと覚えてて、平行して持ってるネタがある程度分量たまった時点で構成して描くってカンジですね。あと、古めのものが好きなんで、自分のマンガにもノスタルジックな感じを出したりすることがあります。
今までで嬉しかったことは?
単行本が出るときとか嬉しいですけど、最近は描いてるものの反応がネットで見れたり、妻が笑いの解る人なんでアイデアとか提供してくれたりするんでありがたいです。
今後描いていきたいものは?
誰もやってないようなギャグを描いていきたいですね。
最後に漫画家を目指す読者へ一言アドバイスをお願いします!
ギャグを描く作家が増えるといいですね。でも俺よりおもしろいギャグは思いつかないように。
ありがとうございました。お友達の漫画家さんをご紹介下さい。
ソウルフルだが緻密な構成!三宅乱丈さん!後はまかせた!!
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